外国人参政権を付与したオランダは都市部が別国家の観を呈し内乱状態に!
発売されたばかりのSAPIO 8月5日号が誠にタイムリーな「民主党政権・鳩山内閣への重大なる懸念」という特集を組んでいます。特集の内容は以下の通りですが、意外とボリュームもあって読み応えがあります。
今回は、外国人参政権を与えたオランダの失敗のケースを取り上げている評論家の西尾幹二氏の文章の抜粋を、ぐっと食らえて(意味判りますか?)紹介したいと思います。
余談ですが、SAPIOには小林よしのりと佐藤優両氏が共に連載をしているのですが(ガチンコですね)、今週号では同じ北方領土問題で小林よしのりが佐藤優を批判している内容を書いています。また圧力かけてくるかも?とも書いてますが、面白いです。
産経の「民主党解剖」といいSAPIOといい保守系媒体はタイムリーな企画記事を提供してくれます。
民主党政権・鳩山内閣への重大なる懸念
72 アジア外交 「鳩山談話」を危慎する/櫻井よしこ 75 外国人参政権 「日本列島は日本人だけの所有物じゃない」という友愛精神の耐え難い軽さ/
西尾幹二 76 雇用 ワーキング・プアを「ただのプア」に転落させる「派遣禁止法案」の大欺瞞/池田信夫 77 年金 「新年金制度」が隠す地獄の未来図/本誌編集部
78 教育 新政権の教育政策は日教組の軛から逃れられない/本誌編集部 79 問題法案 「国会図書館法改正法案」という名の反日法案を見逃すな/西村辛祐 80 日米関係 米国の知日派は戦々恐々「基地なき日米安保」の現実度/高濱賛 82 財政 選挙目当ての「ばらまき17兆円」の財源はまさか政権奪取後の「抜き打ち増税」では
ないでしょうね?/土居丈朗 84 マトリックス 鳩山「次の内閣」閣僚たちの政治スタンスを徹底検証/八木秀次独走第42弾 87 官僚と労組の「ダブルバインド」で民主党の看板政第はすでに骨抜きだ/本誌政界特捜班緊急レポート 95 胡錦濤サミット急邊帰国の真相は暴動ではな<政争だった/宮崎正弘 新連載 94 須田慎一郎『千里眼』…JAL「再建第1歩」の大失敗/鳩山民主の心変わりに官僚は大喜び
/_/ _/_/_/ _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
「日本列島は日本人だけの所有物じゃない」 という″友愛精神″の耐え難い軽さ 評論家 西尾幹二
(前略)永住外国人の地方参政権について、鳩山由紀夫代表は「日本列島は目本人だけの所有物じゃない」とまで発言し、意欲をみせている。民主党は結党時から基本政策に掲げ、これまでもたびたび法案を提出してきた。しかし、安易な参政権付与には危険がつきまとう。
永住外国人の地方参政権についてかつて小沢一郎氏は「たいした実害はないだろう」と甘い考えを示し、韓国大統領との会談の席で「参政権付与を行なうのが遅れているのは遺憾に思っている」とまで踏み込んだ発言をした。
鳩山由紀夫氏は党代表になるや「日本列島は日本人だけの所有物じゃない」と浮ついた発言をして、「じゃあ貴方に言うが、鳩山御殿は鳩山一族のものではない。東京都民に開放しなさい」と八方から噛みつかれたほど、"友愛〃に浮かれたこの人は感傷的で、非常識である。
参政権を認めれば、予想される事態は、韓国人や中国人が過疎地の自治体に計画的に集団移住するなり、住民登録を移すなりして、小さな市や町の議会を合法的に占拠する可能性がある。すでに土地が韓国企業に買い占められている対馬や国境の島の沖縄・与那国島などは真っ先に狙われるだろう。侵略は国境の内側から合法的に始まるのである。
「実害」がないどころではない。最近では中国人永住者は60万〜80万人に達するといわれ、在日韓国朝鮮人の数を上回った。オリンピ ツクの聖火リレーのときあっという間に中国の赤い旗が長野を埋めつくし、中国人が狼籍を働いた恐怖を、現場にいた人は今も口々に語っている。
北京の指令ですべてがコントロールできる。大使館が旗や旅費を渡していたという。全体主義の国は私たちの常識の及ばない怖さがある。
例えば都知事選挙のような場合でも、20万票とか30万票とかが北京やソウルの意志で動けば、キャスティングボートを握られる。今は地方参政権だけが問題となっているが、おそらくそこで留まる話ではない。
昨年4月16日地方参政権を求める人々の緊急集会が、東京の憲政記念会館で行なわれた。民主党、公明党を中心に国会議員が21人参加した会だが、旧社会党出身の民主党議員赤松広隆氏が挨拶に立って「最終的には国政選挙参政権も求めますが、最初から多くを求めず、とりあえず地方参政権を勝ち取ろう」と呼び掛けていたそうだ。
やはり最終の狙いは国政選挙にある。中国人や韓国人の票で日本の政治を動かそうとする邪悪な意図が感じられる。
民主党政権になったら日本は終わるー義家弘介議員
移民問題でヨーロッパは比較的寛容といわれるが、しかし英仏独伊など主要西ヨーロッパ諸国で外国人に地方参政権を与えているのはEU加盟国の内部同士であって、外部からの移民にはいっさい与えていない。
国政レベルの参政権付与はEU加盟国の内部同士でも行なっていない。アメリカやカナダやオーストラリアは代表的な移民国家だが、そこでさえも、地方・国政の両レベルで参政権付与はなされていない。
ただ一つだけ不幸な例外の国はオランダである。オランダはEU域外の外国人への地方参政権付与からトラブルが始まって、やがて内乱に近い状態になった。
外国人は都市部に集中してゲットーに居住し、別国家のような観を呈した。そこにオランダ人が足を踏み入れると敵意を示す。外国人はオランダの生活習慣や価値観を嫌い、祖国のやり方を守るだけでなく、オランダの文化や仕切りを自分たちの流儀に切り換え、変革しようとさえする。
自国の宗教や文化を絶対視し、若い狂信派を育てて、オランダの社会システムを破壊し、つくり変えようとする。
オランダ政府はいろいろ手を打ったが、すべて手遅れである。外国人が一定数以上を超え、政治発言力を持ち始めると、取り返しがつかなくなる先例をオランダに学ぶべきである。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
麻生総理、靖國参拝を!
●お知らせ 先にお伝えした首相官邸で「麻生さん、頑張って!」と応援のエールを呼びかけたご婦人、埼玉県在住の広沢さんが、「麻生さん、8月15日に靖國神社に参拝して下さい」と官邸にファクスを送りましょうと呼びかけています。皆さま、どうぞご協力下さい。官邸のFAX番号は03−3581−3883です。